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七色備忘録兼桜餅工場日誌

2025'01.23.Thu
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2007'08.13.Mon
えー、テスト投稿。
どんなもんですか?
長文はどうなるかな?

 あるところに一匹のカービィがいました
彼はオレンジ色の体に、緑色の足をしていました。
頭にはさかさまの茶碗を被り、ナイスな青白のボーダーな布を巻き、自分よりも大きい刀を持っていました。
まるで風来坊のようなその姿から、周囲の人は「風来のシレン?」とささやいていました。
 
 ある日彼が歩いていると、何とも不思議なキノコのステッキを持ったカービィに会いました。
大きなシルクハットを被り、なぜか小さいカービィと9匹のアリを従えています。

「ムム、怪しい」

見た目だけで怪しいことを判断した彼は刀に手をかけました。
さすがの攻撃態勢に気付いたのか、シルクハットのカービィは不思議な顔で話しかけてきました。

「…君、誰?突然それは失礼なんだけど」

少々不満げな様子でシルクハットの下から彼を覗き込みます。
横に居た小さいカービィは、へらへらした顔でその様子を見ています。
9匹のアリ達は(表情は小さすぎて分かりませんが)恐がって小さいカービィの元へ集まっていきます。
仕方無しに彼は刀から手を離し、元の位置に戻しました。

「おぉ、すまないスマナイネ
オイは "チャ=ワン"申すネ、旅してるネ
旅は危険だから、つい警戒してしまうネ」

訛りやら方言やらがごちゃごちゃした変なしゃべり方でチャワンは言いました。
すると今までへらへらしていた小さいカービィが、やっぱりへらへらしながら話しかけてきました。

「あのね、マナ氏は良い人でね、僕はナンデ・モアリーだよ」

唐突な自己紹介でしたが、マナ氏は話す気が無い様なのでここで会話が終わってしまいました。
そのマナ氏は何だか暇そうに、ステッキをくるくる回し始めます。
チャワンはそれを目で追って見続けます。くるくる回るのでチャワンもくるくる回って追いかけます。
見てて楽しくなってきたのか、モアリーと九匹のアリも同じようにくるくる回るステッキをくるくる見続けます。
やがて何だか嫌気がしてきたマナ氏はピタリとステッキを止めてしまいました。
チャワンは目が回ってしまったのか、ニコニコした顔のまま少々ふらついています。
モアリーはもっとやっていて欲しかったのか、ブーブーと横でもがいています。
ハァと一度息をついて、やっとマナ氏が話し出しました。

「ねぇ、君、チャワンだっけ?今暇なの?」

「どがんしてカ?」

「ちょっと僕ら、これから仕事があるんだけど、大変だから手伝ってくれない?
暇なら」

仕事?首をかしげて(首は無いけれど)チャワンは考えます。
旅は続けたいけど、確かに旅以外では暇人です。

「ムム、別によろしカ、だけん一体何の仕事ネ?」

マナ氏はそれを聞くと「よかった」とつぶやいて、なにやら呪文を唱え始めました。
モアリーはやっぱりへらへら顔で、マナ氏に近寄ります。いつの間にかブーイングは終わったようです。

「リキノキエノキリン・・・」

呪文が終わると、マナ氏は青白い光に包まれました。
空から何かが落ちてきて、光は消えました。
"何か"はノートくらいの大きさの紙でした。
マナ氏はそれを確認すると、チャワンの元に歩み寄りその紙を渡してきました。

「これ、何の紙ネ?」

紙には写真を貼るような四角い枠に、メモのスペースが10箇所あります。
各枠にはナンバーがふってあり、その紙が十一枚もありました。
何が何だかよく分からないチャワンは、思ったことをそのまま聞いて見ました。

「まぁ、言うなれば住民票みたいなさ、
僕らカービィは世界にたくさんいるから、ちょっとばかし芸能活動とかしようかなぁって思ってね」

「芸能・・・活動?」

「そこに、110人分の名簿があるから、チャワン君が好きなように旅をして名簿を埋めてきてくれない?」

名簿、芸能活動・・・チャワンはさっぱり分からなくなりました。
一体自分は何をすれば良いのか、芸能活動とは何なのか。
ものわかりがほんのり悪いチャワンはマナ氏に詳しく聞いてみました。
マナ氏も自分が頼んだものだからか、親切に詳しく教えてくれました。
モアリーはへらへら見ていました。

「簡単に言えばね、そこに登録してもらったら、モデル活動的なことをするの。
名簿を公開して、いろんな人に見てもらって絵や小説のモデルにしてもらったり・・・
世の中モデル求めてる人いっぱいいるからさ、登録したカービィ達を"お題"として公開するのさ
個人でやっても良いけれど、こうやってまとめると見やすいし、個人でやるより宣伝効果もあるのさ」

「そげん・・・その”もでる”を探すト?」

「そう、だからいつも通り旅をしてくれれば良いよ、その途中で良いカービィを見つけたら、登録しないか勧誘してやってね
僕の方も宣伝をして回るから、中には登録させてとカービィがよって来るかもしれない
110人集まったら、この場所に戻ってきてよ。110人以上集まったら、その時は考えるから」

「あのね、いってらっしゃいー
だから、よろしくねー」

 妙な口調のモアリーと最初と比べてやたら優しくなったマナ氏にそそのかされて、チャワンはまた歩き始めました。
はたして、110人もの名簿を埋める事などできるのだろうか?
そんなことを考えつつ、

「ま、人助けネ!」

と意気揚々に進みました。

◆◆◆


 その後、チャワンは見事に110人ものカービィたちを集め、元の場所に戻りました。
マナ氏もたくさんの宣伝活動をし、50人のカービィを集めていました。
あの日出会った場所には、すべてのカービィが入る大きなドームが建っていました。きっとマナ氏がすごい魔法でも使ったのでしょう。

久しぶりにマナ氏に会ったチャワンは、とても笑顔でした。
マナ氏もたくさんのカービィに囲まれて、とても笑顔でした。
モアリーも前と変わらず、へらへらと笑っていました。

後の話は、お好きなように考えると良いでしょう。
161匹のカービィ達は今も"お題"としていろんな人々に発信されているでしょう。

そんな、終わらない永遠の物語。

cebb6d94.PNG


ごめん、書きながら考えた。マジで今書いただけの即席物。
テスト投稿用に・・・ね
わかる人にはわかりそうなストーリー
因みにチャワンは自分の中ではエセ中国風&九州弁でしゃべるイメージです。
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てすとれす
コメントはどうだろう。
もうCSS書き換えるのめんどくさいからこの辺の色このままで良いよね。そんなに見るところじゃないし。
でも変えるべきかな?
びぃかぁ: URL 2007.08/13(Mon) 18:46 Edit
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